北海道を代表する写真家・綿引幸造の専用ギャラリーが、富良野市郊外の「カンパーナ六花亭」内に常設されて3シーズン目。雄大な大雪山連峰を見渡す絶景と呼応する綿引の世界は、あるべくして存在することを誰もが認めるところ。
「知床・富良野」、イタリアの世界遺産「ドロミティ渓谷」に続く展示は「彫刻家イサム・ノグチの世界」。世界を股にかけて遺した作品群は、彫刻をはじめ都市設計、インテリアデザイン、舞台芸術など幅広く、最後の作品が札幌市モエレ沼公園である。
風景写真家として名声を高めた綿引が、さらに進化を遂げたのが自然と一体化した彫刻を撮り続けたこと。誰もが成し得なかった彫刻写真家としての歩みは、美唄市出身の安田侃の作品で開花し、イサム・ノグチで結実したといえよう。
2年間にわたりカメラの眼が捉えた世界各国のイサム・ノグチ作品は、目を見張るほど新鮮である。

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JR富良野駅から車で10分
JR学田駅から928m


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